JALは8−9月発券分の燃油サーチャージのさらなる値上げを発表

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JAL(日本航空)は、2022年8月発券分から適用する燃油サーチャージ「燃油特別付加運賃」の価格の改定を国土交通省に申請したと発表しました。

これにより6月〜7月発券分に適用されている燃油サーチャージよりも更に値上げとなります。

それでは、具体的な価格についてご紹介します。

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JALが2022年8月より燃油サーチャージを更に値上げ!

JAL(日本航空)は、2022年6月24日、8月〜9月発券の国際線に適用される燃油サーチャージ「燃油特別付加運賃」の改定を発表しました。

発表によると大幅に値上げされた前回(6月〜7月発券分)よりも更に値上げされることが分かりました。

8月から適用される燃油サーチャージの価格は?

新たに8月発券分から適用される燃油サーチャージは次のとおりとなります。

適用期間:2022年8月1日(月)から9月30日(金)発券分まで
運賃額 :日本発旅程(金額はお一人一区間片道あたり)

  現行:ゾーンI
14,000円基準
改定後:ゾーンL
17,000円基準
韓国・極東ロシア 4,100円 5,900円
東アジア(除く韓国・モンゴル) 9,900円 11,400円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・ロシア(*1) 12,700円 17,800円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ロシア(*2) 19,600円 24,700円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ 23,600円 30,500円
北米・欧州・中東・オセアニア 36,800円 47,000円

注:(*1)イルクーツク、(*2)ノヴォシビルスク

改定条件

今回の改定条件は次のようになっています。

  1. 2022年8月1日から9月30日までの発券分については、今後の航空燃油価格の水準にかかわらず、適用額の変更は原則行わない。
    ただし、政府の認可状況によっては、金額、改定時期、適用期間に変更が生じる可能性がある。
  2. 2ヶ月間の市況平均が1バレルあたり6,000円を下回った場合、この運賃は適用しない。

適用条件

適用条件は次のようになっています。

  1. 大人・小児ともに同額の負担となります。座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外となります。また、JALマイレージバンク国際線特典航空券を利用する場合にも同額の負担となります。
  2. 航空券購入後の払い戻しについては、燃油サーチャージ「燃油特別付加運賃」には取消手数料は適用されません。
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燃油サーチャージとは

ここで、改めて燃油サーチャージについて簡単に触れておきたいと思います。

燃油サーチャージ(正式には「燃油特別付加運賃」)をひと言で言うと燃料の価格の変動に応じて、本来の運賃とは別に徴収される料金のことです。

この燃油サーチャージは、燃料費の高騰、為替レートの変動などの航空会社の経営・営業努力ではどうしようもない価格変動要因を運賃とは別建てにすることで経営リスクを回避する手段とし導入されたもので、日本では、2001年から航空貨物で、2005年から航空旅客で導入されています。

燃油サーチャージの見直し判断は、改定を発表する時期の直近2ヶ月間の航空燃料価格(シンガポールケロシンの市況価格平均)を基に見直されます。

つまり今回の見直しを例にすると以下のようになります。

  • 2022年4月〜5月のシンガポールケロシン市況価格2ヶ月平均→138.52米ドル/バレル
  • この期間の平均為替が127.38円/米ドル
  • シンガポールケロシン市況の円換算価格→138.52×127.38=17,644円
  • 2022年8月〜9月に適用される燃油サーチャージは、予め設定されている条件表のゾーンL(17,000円基準)の金額に改定されます。

予め設定されている条件表は、前項の価格表に示す6っの行き先別毎にゾーンA(燃料価格:6,000円以上 7,000円未満)からゾーンO(燃料価格:20,000円以上 21,000円未満)まで燃料価格1,000円刻みで燃油サーチャージの金額が決められています。

今回の改定される価格は、ゾーンLの17,000円基準で算定されています。前回はゾーンIの14,000円基準だったことを考えると、一気に3段階の値上がりとなります。

ちなみにハワイ便で見てみると、23,600円から30,500円に6,900円の値上がりとなります。

この燃油サーチャージが適用されるのは、国際線航空券のみで、国内線航空券には適用されません。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

原油価格の高騰の影響で、ガソリン価格も上昇し、燃油サーチャージも上昇が続いています。

過去の価格を紐解いてみると、2020年6月から7月発券分には燃油サーチャージは、適用されていませんでした。つまり燃料価格が、ゾーンAの6,000円を下回っていたからでした。その状況は2021年4月から5月の発券分まで続いていました。

航空会社もコロナ禍で減便していた路線も運航の再開を発表をしています。私も海外、特にハワイが大好きなので行きたいと思いますが、この燃油サーチャージの価格ではやはり考えてしまいます。

しばらくは、国内線を活用して国内を旅することになりそうです。。。

今回の記事を書くにあたり、日本航空(JAL)様のプレスリリースを参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。

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