【プロ野球】現役ドラフトはいつ?その日程と対象選手や仕組みを解説

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今年から日本のプロ野球においても「現役ドラフト」が、採用されるとのニュースが報じられるようになってきました。

この「現役ドラフト」とは、いったいどういうものなのでしょうか?

今回は、プロ野球で採用されることになった「現役ドラフト」について、いつ開催されるのか?その仕組やルール、対象となる選手などについて、現時点において分かっていることをまとめてみました。

参考になれば嬉しく思います。

現役ドラフトはいつ行われるのか

今年初めて行われるプロ野球の「現役ドラフト」は、12月9日に開催されます。

この開催日は、プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)との事務折衝により決定されました。

「現役ドラフト」の今年の日程は次のようになっています。

❏12月2日:現役ドラフト対象選手の名簿提出
❏12月9日:現役ドラフト非公開で実施

現役ドラフトの仕組みとルール

日本のプロ野球が実施する「現役ドラフト」のルールについて

  • 開催の流れ
  • 現役ドラフトの指名の仕組み
  • 現役ドラフトの対象選手の選択方法

の順にまとめてみました。

開催の流れ

まずはじめに、「現役ドラフト」の流れを簡単に説明します。

  • 現役ドラフト開催の1週間前
    12球団は、指名対象の支配下登録選手の名簿を提出する。(1球団2人以上)
  • 現役ドラフト当日
    ドラフトは、非公開で実施されます。
    12球団は、選出された選手の中から最低1名の選手を指名する。

現役ドラフトの指名の仕組み

次に、ドラフト制度のメインとなる選手指名について説明します。

指名のルール

現役ドラフトの指名ルールそのものは、シンプルで次のようになっています。

❏12球団の対象選手リストから1選手を必ず指名する。

つまり、各球団が必ず1名を獲得することで、必ず1名が流出することになります。
言うなれば「強制トレード」ですよね。

指名順の決め方

さて、ドラフトと言えば、指名順が気になるところです。

どの球団も良い選手を獲得するためには、早い順番で指名したと思うはずですよね。
では、その指名順は、どのようになるのでしょうか?

今回の「現役ドラフト」では、”総選挙システム”が導入されています。
つまり、12球団から提出された対象リストに掲載された選手に対して、各球団が獲得したいと思う選手に1票を投じ、一番多く票を獲得した球団が最初の指名権を獲得します。

指名順はつぎのようになります。

❏まずはじめに12球団が指名したい選手を投票
➡最も得票の多い球団が1番目の指名権を獲得
➡最初の1人を指名
➡指名を受けた球団が次に指名
➡指名を受けた球団が既に指名している場合は、次に得票の多い球団に指名権が移る
➡得票数が同数の場合はウェーバー順で指名
➡0票の場合が逆ウェーバーで指名

「現役ドラフト」は、12球団それぞれが1人を指名し、1人を獲得された時点で終了となります。

現役ドラフトの対象選手

「現役ドラフト」では、12球団から提出されたリストに掲載された選手が、指名対象選手となります。
指名対象とできる選手は、以下の条件を満たす選手となります。

  • 支配下選手であること。(育成選手は対象外です)
  • FA権を保有せず、かつ行使したことがない選手。
  • 年俸が5,000万円以下の選手。

以上の条件を満たす選手の中から、指名対象選手として2名以上を選び提出することになります。
尚、指名対象となっていることを本人に伝えるか否かは、各球団の任意となっています。

現役ドラフトとは

そもそも、この「現役ドラフト」とはどういうものなのでしょうか?

「現役ドラフト」は、別名「ブレークスルードラフト」とも言われ、出場機会の少ない中堅選手の移籍の活性化、いわゆる「飼い殺し」にされている選手の救済を目的として2022年より日本のプロ野球で導入される選手の移籍制度です。

  • 目的:出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する。
  • 実施:2022年から

実は、「現役ドラフト」と同様の移籍を活性化する仕組みは過去にもありました。
それは、「選抜会議」「セレクション会議」と言われるもので、何度か実施されたものの結局は、仕組みとして定着しませんでした。

❏選抜会議(通称:トレード会議)
・1970年から72年に実施
・第1回は1970年11月19日、ドラフト会議の10日後に開催
・1球団の支配下選手の20%が対象
・70年は14名、71年は17人、72年は8人が指名されている
・1巡目は年俸+200万円、2巡目は年俸+100万円、3巡目以降は年俸を元の所属球団に支払い
❏セレクション会議
・FA制度の代案として90年に開催(FA制度は93年オフから導入)
・12球団が揃ってトレードについて話し合う
・1990年3月30日に第1回を開催
・1軍要員(開幕時の現役登録28人+5人)、プロ入り3年未満の選手をプロテクト
・対象選手は各球団がリストアップ、第1回は約20人が対象
・結果、トレード不成立
・1990年11月1日に第2回を開催
・第2回は約40人がリストアップ
・3件のトレードが成立

今回の「現役ドラフト」は、プロ野球選手会が導入を希望したもので、MLB(メジャーリーグ機構)が導入している「ルール・ファイブ・ドラフト」を参考にしたと言われており、出場機会に恵まれない選手に活躍の場を与えるために移籍の活性化を図ることを目的とした制度です。

当初は、2020年シーズンからの導入を目指していたようですが、新型コロナの影響もあり2022年からの導入されることになりました。

この「現役ドラフト」の制度導入に際しては、2018年からプロ野球選手会とNPB(日本野球機構)との間で事務折衝が続けられてきており、2019年にプロ野球選手会から正式に提案がなされ、2020年にプロ野球実行委員会にて制度案がまとめられ、合意に至ったものです。

MLBにも同じような「現役ドラフト」がある

前の項目でも触れたように、MLB(メジャーリーグ機構)にも「現役ドラフト」と同様の仕組み「ルール・ファイブ・ドラフト」が導入されています。

2022年から日本のプロ野球で導入される「現役ドラフト」は、このMLBの「ルール・ファイブ・ドラフト」を参考にして作られたと言われています。

ここでは、MLBが導入している「ルール・ファイブ・ドラフト」について、簡単に触れておきます。

目的

MLNの「ルール・ファイブ・ドラフト」の目的は、有望選手であるにもかかわらず傘下のマイナーリーグでの在籍を余儀なくされ活躍の場を与えられていない選手を救済するために出来た制度です。

名称の由来は、MLB規約の第5条に規定されていることから「ルール・ファイブ・ドラフト」と呼ばれています。

開催時期

  • 毎年12月のウインターミーティング最終日に開催。

指名方法

  • MLBの40人枠に空きがあるチームのみ参加可能。
  • その年の優先権のあるリーグ(毎年交互に入れ替わる)のレギュラーシーズンの勝率が低いチームから指名権が与えられる。

仕組み

  • 他チーム所属の現役選手を指名する。
  • 在籍年数による制限を設けている。
    18歳以下で入団した選手でドラフト当日においてプロ在籍5シーズン未満の選手
    19歳以上で入団した選手でドラフト当日においてプロ在籍4シーズン未満の選手
  • ロースターによる制限
    MLB40人の枠に登録されている選手は除外
  • メジャーリーグ・フェイズ
    指名したチームは、指名選手の元所属チームに10万ドルを支払う
    指名した選手は次のシーズンの全期間、アクティブロースターに登録する

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、今年から日本のプロ野球で導入される「現役ドラフト」について取り上げてみました。

この「現役ドラフト」の制度は、なかなか出場機会に恵まれない選手の救済を目的として導入されるものです。

確かに12球団を見渡してみると、他球団に移籍すれば活躍できるのにと思う選手がいますよね。そんな選手が、活躍の場を得られるこの「現役ドラフト」の制度は、素晴らしいものだと思います。

ただ、制度そのものは、まだまだこれからと言う感じもしなくもありません。

まずは、この制度を定着させること、そしてより良い仕組みにしていって欲しいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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